投資信託を始める前に

投資信託なら「投資信託を始める前に」へ! - プロの運用


プロに運用をお願いするメリット・デメリット

投資信託は、分散投資を少額な資金から実現できる便利な金融商品であるばかりでなく、プロのファンドマネージャーが少額な手数料で運用を行ってくれる便利な方法であることについて説明しました。ここでコストの面から、投資信託を使うメリットとデメリットについて改めて考えてみることにしましょう。投資信託を購入する際には、一般的に二つの手数料を支払う必要があります。一つは、購入の際に必要な「販売手数料」、もう一つは、購入後、継続的に運用や管理を委託することに対する報酬としての「信託報酬」の2つです(他にも支払いが発生ケースもあります)。ここで特に重要なのは「信託報酬」です。基本的に投資信託は、何年、何十年と投資を行うことで資産を形成する金融商品です。販売手数料は販売時のみにかかる一時的な手数料ですが、信託報酬は、運用を続ける限りかかってくる手数料であるため、長ければ長いほど、支払い額が増え、その分、運用益の中からこのコストが差し引かれることになります。もちろん、この手数料は、運用益が出ていようと、逆にマイナスであろうと支払いが生じますので、この手数料を安く終えさえておくことは非常に重要であると言えます。プロのファンドマネージャーが運用管理して、それにより出た成果を享受できるという点はメリットですが、運用の結果が、プロだからと行ってかならずプラスになるわけではありません。実際、プロのファンドマネージャーが市場平均を上回る運用益を出すために積極的に運用するファンドを「アクティブファンド」と言いますが、このアクティブファンドの平均をとると、市場平均に手数料分ぐらい負けてしまうという結果が統計的に出ています。つまり、運よく高いパフォーマンスを出してくれるファンドマネージャーが運用するファンドを選ばなければ、プロのファンドマネージャーに運用してもらったからと行って市場平均よりもいい成果を享受することができるとは言えないのです。高い信託報酬を払っても、それに見合う高パフォーマンスを出してくれるのなら、投資家としては文句はありません。しかし、ファンドの将来の成果は、投資するタイミングでは分かりません。だとしたら、投資家はファンドを選ぶ際に、確実にマイナスの影響を受ける信託報酬をできるだけ抑えた運用を行うことが非常に重要になってくるわけです。