投資信託を始める前に

投資信託なら「投資信託を始める前に」へ! - 毎月分配型


毎月分配型ファンドに気をつけろ

投資信託を行う際に気をつけたいことの1つ目として、投資信託にかかるコストのことについて触れました。しかし、これ以外にも、投資信託を利用して資産形成を行う場合に気をつけなければならないのが「毎月分配型ファンド」です。毎月分配型ファンドとは、字のごとく、毎月分配金が支払われる投資信託です。毎月分配型のファンドは、例えば、年金暮らしの方など、毎月の稼ぎが亡くなった人が、資産を取り崩すことなく、毎月支払いを得られるという点で人気があります。年金だけでは十分でない生活費を、毎月分配される分配金と合わせて生活費とすれば、毎月の生活も楽になります。このように、年金暮らしなどの人がこのファンドを利用する点においては、それなりの価値が見出せるように思いますが、毎月給料があり、その給料で生活できる人が毎月分配型のファンドを利用することはどうでしょうか?もし、本当によい運用が期待できるファンドなら、毎月分配金を受け取るよりも、そのまま複利で運用してもらった方が、特になります。アインシュタインの言葉に「人類最大の発明は複利だ」という言葉がありますが、天才にそう言わしめるほど、複利の効果は偉大です。福利をうまく活用できれば、運用原資が同じでも、単利に比べて早く大きな利益を生むことが可能です。さて、毎月分配金を受け取るということは、この複利の効果を失ってしまうばかりでなく、利益を得る度に税金が取られます。数年に一度受け取る場合も、同じ率の税金が取られるという点では同じですが、税金が取られるタイミングが遅くなる分、複利の効果が大きくなります。このように、毎月分配型ファンドは、せっかく得た利益をうまく運用に活かすことができないファンドと言えるのです。証券会社のセールスマンから「毎月利益が得られる投資信託です」と説明されれば、とても安定した金融商品のように聞こえますし、実際、毎月、給料以外の支払いが入金されれば嬉しくもなります。このように、確かに毎月、分配金という収入があることは、一見私たちにとって非常に大きなメリットがあるように見えます。しかし、だからこそ、毎月分配型ファンドは、金融機関にとっては非常に売りやすい商品であり、投資の初心者が陥りやすい間違いを巧みに利用した金融商品ともいえるのです。運用のリターンは、配当や分配金など現金で得られる利益=インカムゲインと、元本価格が上下に変動することで生じるキャピタルゲイン・キャピタルロスを合わせたトータルリターンで決まります。配当や分配金などの利益に目を奪われていると、肝心の元本価格が大きく目減りしている可能性もあります。このようなことがないよう慎重に金融商品を選ぶことが必要です。ちなみに、長期運用でコツコツ資産を形成する運用を目指すなら、毎月分配型の商品を選択するのは大きな誤りです。

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